◆カモメ

カスピセグロカモメ Caspian Gull, Larus cachinnans cachinnans

 1月18、19日に銚子でカスピセグロカモメ Caspian Gull, Larus cachinnans cachinnansが観察された。

 19日の月曜日、前日の18日にA家さんから連絡いただいたカスピセグロカモメを見てきた。カモメ類は一日だけということがよくあるので見られるかどうか心配だったが、着いてすぐ見つかった。大形カモメの中でははっきりとした特徴を持っているカモメなので、セグロカモメの中から見つけ出すのはそれほど困難ではない。この個体で確実なものとして日本2例目となる。1例目と同じく、カスピセグロカモメの中でも分かりやすい、特徴がよく表れた個体だと思う。中東で観察したカスピセグロカモメの中には、もっとカザフセグロカモメ barabensisとの関係で難しい個体も若干見られた。

 カスピセグロカモメの特徴を下に簡単にまとめてみた。
・体形はセグロカモメより華奢で首、嘴、脚、翼など、すべてが細長く見える。
・頭が白いー秋には斑が少し見られるが1月にはほぼ白くなる。
・眼は暗色の傾向が強いーただし、分布域の東寄りでは淡色の個体が多くなる。中東オマーンでは淡色の個体の方が多かった。
・嘴は細長く、上辺と下辺が並行で真直ぐに見え、嘴角は個体差はあるがあまり発達していない。量に個体差、時期による差があるが、先端近くに黒色斑があることが多い。
・背の灰色はセグロカモメとほぼ同じ濃さ。
・脚は細長く、色はおもに薄く鈍い黄色でピンク味や緑灰色味を帯びる個体も多い。蹼(みずかき) はピンク味が強い。
・静止時、初列風切の裏は白色のp10の大きなミラーが目立ち、ミラーは先端の白斑と繋がる傾向がある。ミラーの内側の黒色部は、その内側から舌状の白色が食い込み、狭い帯状になる。
・飛翔時、初列風切先端の黒色部は特徴のある模様となる。上面は翼の開き具合にもよるが、黒色が櫛状に分かれて見える傾向が強く、下面は先端寄りに細く三日月状に見える。
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最新・カモメ情報の方にはさらに多くの画像があるのでこちらもぜひご覧頂きたい。
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by redshank_u | 2009-01-25 15:18 | ◆カモメ | Trackback | Comments(0)

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