◆カモ

写真図鑑のカモ

皇居のカモもかなり数が減ってきた。オカヨシガモもそろそろいなくなる頃。画像は3月7日の雄。 

カモをやっている者として図鑑の中のカモも大変気になる。出る本全てを購入する訳にもいかないので、鳥屋さん内で評価が高い平凡社の『日本の野鳥650』と亜璃西社の『北海道野鳥図鑑』を今年に入って購入した。

最近出た本(比べて識別 野鳥図鑑670)を本屋さんで見た人から聞いたが、オカヨシガモがアカハシハジロとされて載っているという。いくらなんでもと思ったが、その同じ個体の画像はネット上でも見られるということなので見ると確かにオカヨシガモだ。そんなに似た種と思わないのだが何で間違えたのだろう。どんな図鑑でも間違いのいくつかはあるものだと思うが、この本はちょっと多過ぎるという。目下最も興味があるカモのページをチェックしただけで沢山の間違いが出てきたという。何でこういうことになるのだろう。掲載種をほかの図鑑より多くするためかなり無理をしているのではないだろうか。数だけ多くても、それ以上に間違いが多いのでは図鑑としての用をなさない。それでは購入する読者はたまらない。カモの場合について言うと、曖昧な知識のまま、詳しい図鑑ですよ、という体裁を整えるため幼鳥など無理して載せることはないと思う。今度時間が出来た時自分の目で確かめてみたい。

追記:実物を見ないで書くのも良くないかと思い、今日、皇居でカモメを観察した帰りに本屋さんで見てきた。やはりカモは淡水ガモだけで10種(オシドリ、ヨシガモ、オカヨシガモ、アメリカヒドリ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ)雌雄幼成の識別に間違いがあった(立ち読みなので見落としがあるかもしれない)。写真に書き添えた適切ではない識別点も多い。一例として、サブエクリプスという言葉の意味を間違って覚えられているようで、不適切に使われている。淡水ガモで今のところ気付いた間違いは10種だが、聞くところによると他の種でもかなり間違いが見つかるそうだ。

追記:著者が「年齢と性別がわかるとバードウォッチングの楽しみは5倍増し♪」と題した発刊記念のトークショーなどをやっていることをネットで知り、なんともやり切れない気持ちで一杯だ。年齢と性別に誤りの多い本を世に出すことを深刻に受け止めて欲しい。

追記:正誤表が出ているが、カモに関しては正しい修正がされていない部分が多い。誤っている部分が正確に理解できないのか「こう書いておけば間違いとは言えないでしょう」という直し方も多く、これでは全く不十分だと思う。
 
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手持ちの画像で、アカハシハジロに間違えられたオカヨシガモに似た画像を探してみたらすぐ出てきた。こんな感じ↓
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by redshank_u | 2014-03-29 20:23 | ◆カモ

氏原巨雄の雑記鳥


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