◆カモ

再度、オオホシハジロ♀について


このブログのアクセス解析は細かい部分までは出来ないが、訪問者がどういう言葉で検索してこのブログを訪れたかを示す解析結果は出る。

昨日は突然、オオホシハジロの検索が9件あった。これを見て何があったかすぐピンと来た。どこかでホシハジロ♀か幼鳥が、オオホシハジロ♀と誤認されているのかもしれないと想像できた。検索をしてみるとやはり思ったとおり、数件のブログにオオホシハジロ♀が出たと書かれていた。

昨シーズンも2度、オオホシハジロ♀の秋の記録は注意が必要、とこのブログに書いたのだが、やはり毎年同じことが繰り返されている。

オオホシハジロとホシハジロの識別で誤認に結びつきやすい点を整理してみた。

◆嘴の模様、色だけでは識別できない。特に秋から初冬にかけて。
ホシハジロの幼鳥は嘴のパターンが成鳥ほどはっきりせず、ほぼ一様に黒い個体が普通に見られる。成鳥でもエクリプスでは嘴の青灰色が不明瞭になりほぼ一様に黒く見えることがある。
 
◆頭の形、特に額のラインの見え方は状況によって変わる。
カモ類幼鳥は成鳥よりほっそりとして痩せていて、ホシハジロ幼鳥の額も低くなだらかに見えオオホシハジロに似て見える。また幼成に関わらず採餌時など潜水、浮上を繰り返している時は頭の羽毛を寝かせるため額は低くなる。


オオホシハジロは北米の鳥で、日本に迷ってくるのはホシハジロなどより遅いのが普通で、秋に見られる確率はかなり低いと思う。このような時期的なことも考慮に入れたほうがいいと思う。

また今回検索をしていて、オオホシハジロとホシハジロの雑種ではないかとして数個体挙げられいる例があったが、これらは全てホシハジロで問題ない。
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▲ホシハジロ♀幼鳥
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▲オオホシハジロ♀

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※ネット上に1個体現在渡来中(関東ではない)の画像があった。画像が不鮮明だが形態はオオホシハジロで問題ないようだ。
by redshank_u | 2006-11-17 21:57 | ◆カモ

氏原巨雄の雑記鳥


by redshank_u