◆カモメ

カリフォルニアカモメ第1回冬羽


A Reference Guide to Gulls of the Americas (The Peterson Reference Guide Series)
Steve N. G. Howell / / Houghton Mifflin (T)



 今年出版されたこのカモメ本は一種あたりの掲載写真が多いのが長所の一つだ。長年、カリフォルニアカモメ第1回冬羽の嘴のパターンについて今ひとつ疑問というか、判らないところがあったが、この本に掲載された個体差を示したページでその疑問が解消された。
 銚子で92年12月3日に観察したカリフォルニアカモメ第1回冬羽は嘴のパターンだけ今ひとつ特徴が明瞭に現れていなかった。嘴先端部の黒色がシロカモメのように明瞭に区切られず、少しだけ付け根寄りに入り込んでいるように見えた。シロカモメにも個体差があるので、カリフォルニアカモメにも個体差があって不思議ではない、と思ったが、やはり少しその点がスッキリしなかった。あちらの写真を見ても10月頃まではパターンが不明瞭な個体が見られるが、12月でそのような個体の写真はなかなか見つからない。サンフランシスコで見た第1回冬羽は個体数が少なかったこともあり、疑問を解消するところまではいかなかった。
 今回この本に掲載された12月下旬に撮影された2個体の嘴のパターンは、黒色が付け根部のほうにはっきりと食い込んでいる。銚子の個体より遅い時期までこのようなパターンの個体がいることが確認でき大変有り難たかった。今冬、お勧めの本だ。 
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(カリフォルニアカモメ第1回冬羽 1992年12月3日 千葉県銚子漁港 撮影・氏原道昭)
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by redshank_u | 2007-12-03 17:05 | ◆カモメ | Trackback | Comments(0)

氏原巨雄の雑記鳥


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